【九州フィールドワーク】1日目・大分県佐伯市に行ってきました!

8月18日から20日にかけて、県外フィールドワークが行われました。
場所は九州で、大分県、佐賀県を訪問しました。
今回は1日目の大分県佐伯市、塩糀ブームを巻き起こす先駆けとなった糀屋本店での様子をお伝えします。

糀屋本店は、佐伯市で320年以上の歴史を持つ糀屋で、塩糀を開発し日本だけでなく世界に進出しています。

最初に「~経営視点~ 温故知新、伝統を現代に送り出す」というテーマで9代目である浅利妙峰様にお話をうかがいました。

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塩糀を使った卵焼きとハンバーグを頂きながら、糀屋本店の歴史と、塩糀開発の裏側についてお話していただきました。
糀屋の経営が難しくなってきた中で、妙峰様は江戸時代の書物からヒントを得て、塩糀を開発されました。また、その作り方を秘匿せず、日本や世界へ向けて発信したり、自ら料理教室を開くなどし、塩糀の普及に努めています。

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古いものの中から新しいものを生み出す、温故知新の心得や、必ず物事を解決する強い意志を持つことの大切さを学びました。

次に10代目代表の浅利良得様からは「~地域視点~ 地域と糀屋、代を継ぐこと」というテーマでお話いただきました。

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大学時代にまちづくりを学んでいくなかで、衰退していく地域の姿に危機感を覚えた良得様は、糀屋を継ぐこと、地域を継ぐことを決意し、10代目として奮闘しておられます。佐伯の人たちのおかげで続いてきた糀屋であり、自身も育てられてきたので恩返しをしていきたい、佐伯の食文化を守ってきた糀屋を守りたい、伝えていきたいという熱い思いが伝わりました。

最後に、Uターンで地元にもどり、コンサルティング会社であるKOKEN corporationを起業した浅利善然様に「~社会企業家~ 経営コンサルタントとして」というテーマでお話しいただきました。ビジネスの面で糀屋を支える、佐伯を支える具体的な施策などを伺いました。

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地域企業の経済的発展を目標に佐伯の様々な企業のために尽力されています。
ダイレクトマーケティングを軸にし、糀屋でのDM企画では3万通も発送し、大きな成果を得ています。また、海外での糀文化の定着も目指しています。

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夜は佐伯市でまちづくりを行う方々と懇親会を行いました。
お酒を酌み交わしながら、多くの意見交換が行われ、とても有意義な時間となりました。

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B級グルメの佐伯ごまだしうどん大作戦の皆様とは、10月18-19日に郡山で行われるB-1グランプリでの再会を約束しています。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次は、2日目の佐賀県武雄市についてお伝えします。