【九州フィールドワーク】2日目・佐賀県武雄市に行ってきました!

8月18日から20日にかけて、県外フィールドワークを行いました。
今回は、2日目に伺った佐賀県武雄市の様子をお伝えします。

始めに訪問をしたのは、地方分権化を進め、さまざまな分野で改革を進める、武雄市役所です。
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まず樋渡市長からふくしま復興塾塾生に向けて、ビデオメッセージをいただきました。「革命は辺境からしか生まれない。地域からしか本当のことは生まれない」という激励のメッセージをいただき、隔たりや境目をなくし、やる気のある人といかに組むことが大切かを考えさせられました。

その後、つながる部企画課長兼フェイスブック・シティ課課長の山田恭輔様にご講演をいただきました。
武雄市には、フェイスブック・シティ課をはじめ、「お結び課」「いのしし課」「たっしゃか課」など、さまざまな珍しい課があり、武雄市はひとつひとつのネーミングも大切にし、いかに多くの方に興味を持っていただけるか、知っていただけるか、住民の目線に立った情報発信に力を入れています。

山田様には、武雄市が全国的にも有名になった背景や、その裏にある考え方、チーム力についてお話いただきました。
情報発信に力を入れるきっかけとなったのは、武雄市がドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」のロケ地の誘致に成功し、その中で職員や市民が一体となったことでした。市民を巻き込み、つながることで新しい価値観や幸福感が生まれるという経験から、平成23年に「つながる部」がスタートし、数々の取り組みを現在も日々行っているそうです。
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武雄市では、ほとんどの職員がツイッターやフェイスブックのアカウントを取得しています。フェイスブックをひとつのツールとして、市民と市長、市民と職員、市民と市民など、さまざまな「つながり」が生まれ、双方向のコミュニケーションを実現し、その結果、住民から強い信頼関係を得ています。

これは、市長が職員に対して明確な目標を指し示しているだけではなく、職員ひとりひとりが「できない理由を探すのではなく、できる理由を考える」といったマインドを持っているからだということが分かりました。リーダーシップを支えるフォロワーシップ、メンバーシップが欠かせないということを学んだ貴重な時間となりました。

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次に訪問したのは、スマイル学習を取り入れた小学校のひとつ、武雄市立御舟が丘小学校です。
スマイル学習は、タブレット端末を家庭に持ち帰り、動画による予習を終えてから授業に臨む「反転学習」方法で、武雄市では今年からすべての児童にタブレット端末を配布しています。

スマイル学習の概要と実践の様子について、教頭の市瀬次生先生にご講演いただきました。
スマイル学習に取り組む目的は、授業で協働的な問題解決能力を育成することを第一に、児童がより意欲的に授業に臨めること、教員が学習者の実態を正確に把握して授業に臨めることを狙いとしています。

スマイル学習は今まさに、実施検証をしている段階であり、課題は多くあるようですが、武雄市内の先生方が「成功するまでやってみる」精神のもと、一体となって取り組んでいると実感できる事例でした。
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最後に訪問をしたのは、全国でも有名な「武雄市図書館」です。
武雄市図書館は、TAUTAYA等を経営する民間企業のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が受託運営をしています。図書館利用者を顧客とみなし、究極の読書体験の提供に徹底的にこだわった新しい取り組みを視察しました。
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視察の後には、各塾生が現在進めている事業計画書のフィードバック会を実施しました。1期生メンターやトーマツメンターの方々も含めて、2時間みっちりディスカッションしました。
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武雄市役所の皆様、武雄市立御舟が丘小学校の皆様、ありがとうございました。
次は、最終日3日目の佐賀県有田町の視察の様子をお伝えします。