ふくしま復興塾実行委員長ご挨拶

 さくら中央税理士法人いわき中央事務所 代表社員 木幡仁一

2011年3月11日の東日本大震災は東北地方を中心とする甚大な物理的被害だけでなく、私たちの価値観にも大きな変革をもたらしました。
福島県は、さらに風評被害への対応、故郷への帰還や産業復興と言う大きな課題を抱えております。

ふくしま復興塾は、これからの福島を担う前途有為な人財を育てるためのプロジェクトとして、2013年5月に第1期がスタートしました。
まだまだ、福島のこれからの姿がはっきりと見えていない中、メンバーはそれぞれの課題に取り組みました。

「大きな混沌の中からこそ、大きく新しい動きが生まれる」
幕末戊辰戦争において北越戦争に敗れた長岡藩の「米百俵」の故事は「教育こそ人材を育て、国やまちの繁栄の基となる」との考えに基づいております。

私たちの目指すものは、『福島の若者に「本物」に出会う機会をつくり、そこから福島の若者が刺激を受け、大きく育つ』ことです。
これまでの卒塾生の活動は、営利事業にとどまらず、非営利事業や行政まで多岐に渡っております。さらに福島県内だけではなく、県外・国外を含めた発信を行っております。

私たちの最大の強みは、これらOBとメンター・発起人を含めた大きなネットワークです。

「単なる知見の習得に終わることなく、実践すること」
これが私たちふくしま復興塾の考える人材像です。