【12期】 伊藤 晶子さん
ー入塾のきっかけを教えてください。
11期卒塾生の木村明美さんからご紹介いただきました。
いわきにホップジャパンさんがオープンしたときに飲みに行って、そこに木村さんも偶然いらっしゃって、そのお店で知り合いました。
それからはSNS上の付き合いだったのですが、「こんなのあるけど興味があればどう?」と連絡が来て、
同時期に他の起業塾イベントに参加したこともあり「こういう所で勉強するのも楽しそうだなぁ」と感じたのと、
卒塾生に知っている起業家さんが多かったため、興味が湧き申し込みしてみました。
ーふくしま創生塾では、どんなプランを立てたのでしょうか?
現在、料理教室を運営しています。
その場所を軸に 料理研究家・管理栄養士が運営する、
日常の食事=お惣菜が“量り売り”で買える「FRASCO deli」を立ち上げたいと考えています。
毎日の食事が少しでも気持ちが軽くなるような、食の選択肢を提供します。
日々の生活に、お惣菜を上手に取り入れることで、暮らしに余白ができたり、楽しさに気づいたり、
より健康的な食生活を送れるようなマインドになったり。
ひとりひとりがより健やかな未来にアプローチできる、食の提案をしたいです。
ーふくしま創生塾に入って良かったと思うことはどんなところですか?
マインドが切り替わる、いいきっかけになりました!
東京からUターンして料理教室を開いて、なんとなく食べてはいけるとゆるい考えを持っていました。
日々の仕事に流され「自分が将来どうなりたいか」とか「どのように仕事をやっていくか」など、正直深く考えてこなかった。
でも創生塾に入ったら、あたり前ですが、皆自分の仕事を真剣に考えていて、またそういった仲間たちの話を聞けるのもいい刺激になって。
私がその人の立場になったらどう考えるだろうと思考を巡らせたりして。
様々なことが自分をふるい立たせる刺激になり、私にとって塾の存在はものすごく大きなものになりました。

ー大変だったことはありましたか?
メンターさんとのやりとりが大変でした 笑
私の事業計画について、自分では気づかない様々な指摘を投げかけてくれる。
そんなメンターさんからの問いに答えるには、自分の頭の中をきちんと構築(整理整頓)していないとその答えに“ちぐはぐ”な部分が出る。
それが揺らがないぐらい、自身の中で考え抜いて計画を組み立てていくことが大事なんだと、強く感じました。
また、この創生塾で初めて“ペルソナ”という言葉を知りました。
今までその言葉は知らなくても、誰を対象に設定してとか、おぼろげに考えていた部分はあったのですが、
おぼろげではいけないんだなと強く感じることができました。
ー最後にこれから入塾する人、入塾を考えている人にメッセージをお願いします。
これから仕事をしていく上で“一本のブレない幹”のようなものができる感覚がありました。
それがどんな事業をやるにしても、誰が対象で、誰に向けて、どんなことをやるのか。
それを考え抜いて考え抜いて、どうすればその柱を太くすることができるのかという体験ができた。
人生において、すばらしい気づきをもらえる貴重な時間を同期の仲間と過ごせた経験は、今後の自分にとって大きな支えとなる時間になりました。
私が東京でやってきたこと(料理研究家)で、幹にいろんな葉っぱを茂らせてきました。
そこで一旦、その葉っぱを剪定して幹を太くする。そこからまた葉っぱを広げていくようなことができたかなと思っています。
また所変われば、その地域に合う幹や葉っぱを育てる必要があるとも感じました。
きっとその葉っぱはまた枯れ落ちて肥やしになるけど、
時にはまたその葉っぱを枯らすぐらいの心意気がないと幹は太くならないぞという感覚を、日々大事にしていこうと思います!